教訓

みんなそう言うもんなぁー

みなさーん

錯覚って知ってるぅ

ああ こっちのほうが大きいとかいうやつ(*゜ー゜*)

感覚の問題だよな ⚆_⚆

お題「気分転換」]
上の棒と下の棒 どっちが長い?

大学に入学して間もないころ、昼過ぎの授業が休講になり、一人で暇そうにしていると知的な美人の先輩👩が話しかけてきた。何か心理学の実験をするので参加者を募集しているという。面白そうだったので参加することにした。

教室に連れていかれるとすでに、薄暗い中に20名程度の学生が着席していた。どうやら最後の一人だったらしい。程なくして、プログラムが映し出されて、10問ほどの簡単なクイズにイエス/ノーで挙手すればいいだけという。ただし、声を出したり、隣の人を見たりはしない事がルールという。

すぐにクイズが始まった。どちらが大きいですか。AですかBですか?なんだよ、視力検査か?当然答えは全員一致、みんなで一斉に手を挙げる。退屈していると5問目から少し微妙な奴が。それでも何とか全員一致、少し安心した。もう一問微妙な奴があったが、全員一致だった。

この程度なら何とかなるなと思ったら今度は、割と簡単な問題、どっちが長いですか?簡単、Bですと思った。ところがAだと思う人という問いに自分以外全員が挙手。そんな馬鹿なことはない、一人だけBに手を挙げた。次の問題も割と簡単な問題で、Bだと分かった。しかし、また皆Aに手を挙げる。そして自分だけBに手を挙げた。次の問題も、次の問題も、そしてついに、自分の判断に自信が持てなくなった。そして、みんながAに手を挙げるので、それに合わせて手を挙げた。

そこで、終了の合図が出た。一体何なんだと、なんとも言えない不機嫌な気持ちで、場内を去ろうとした時、先ほどの先輩👩が、そそくさと寄ってきていかがでしたかと言う。なんとも答えられないでいると、ネタバラシを始めた。

実は、私以外はすべてさくらだったという。つまり、ドッキリにはめられたというわけ。腹立たしいのをこらえて話を聞いているとこれは「集団の圧力」という心理学の実験だったらしい。確かに多勢に無勢では、自分を信じることは、これほど難しいのだなと実感した。

苦くて懐かしい思い出だが、社会に出てからは、同じような状況に出くわすことが多く、時折この時のことを思い出す。